獣医師によるシニアペットの介護・ケア  ご家族のお気持ちを最優先により良い方法をご提案致します

東洋医学の考え方

東洋医学は、3000年以上歴史があると言われている伝統的な医学です。
血液検査やレントゲン検査など臓器を別のものと考え細かく調べることはせず、脈拍や目の血管、舌の状況、毛並など様々な要素から体の声を聞き取り「一つの身体」として全体を把握し、不調を治していきます。
また、東洋医学では、動物の身体だけではなく、心理状態や環境も健康に関する重要な要素ととらえる「整体観念」という考え方があります。
天気が悪くなると気分が落ち込み食欲がなくなる。春になると気分がウキウキする。
これらすべては東洋医学的には当たり前の事なのです。

東洋医学で一番大切にしているのは「気」と呼ばれる、体の持つエネルギーです。
特に病気はないけれど最近いろいろやる気が出ない。元気がない。これらは全て病気の始まり「未病」と呼ばれる状態です。
西洋医学では元気にする治療というのはありませんが、東洋医学では元気にすることが一番得意な治療ということができます。

治療方法

動物の身体には、約360個のツボがあると言われています。そのほとんどが経絡と呼ばれる流れでつながっています。線路の中にツボという駅があるイメージです。
この経絡を使うと、痛くて触られたくないところは触らずに少し離れた同じ経絡上のツボを刺激することで治療を行うことができます。

おもに鍼や灸を用いて行いますが、必要に応じて推拿(すいな)と呼ばれる気功を用いた按摩を行います。
また、漢方薬の処方や薬膳を元にした食事療法のアドバイスをさせていただきます。

鍼:細い鍼を用いてツボを刺激します。痛みを感じることはほとんどありません。
灸:灸点紙と呼ばれる台座の上に艾(もぐさ)を乗せて点火します。局所的に温泉に入っているような温まる感覚です。
推拿:気功をもちいた按摩療法です。手で体を触りながら、不調を治していきます。
漢方薬:植物などの生薬を配合して作られたお薬です。鍼灸治療の補助として用います。
薬膳:特別な食材を用いず、普段の食べ物のそれぞれの効果効能を考慮してレシピをご提案します。

適応症状

体を一つの物と考え、生体のバランスを整える東洋医学に適応外の症状はありません。
西洋医学で手の施しようがないと言われるような難病、重症症例でも治療を施すことで症状が軽くなったり、活動性が出る可能性があります。
また、「未病」と呼ばれる病気になる前の状態を治療することができる為、健康な子が病気予防の為に受診することもおすすめいたします。



「アニマル ライフ パートナー」3つの理念

  • 人と動物が最期まで、笑顔でいられるようサポートします
  • 病気のケアを病院任せではなく、飼い主様参加型ケアを広めていきます
  • 獣医師が、いつでも飼い主様のそばにいられる存在になります
住所:252-0804 藤沢市湘南台2丁目22-16-402 Phone:0466-66-8146
Page Top